人物詳細

明治

氏     名 (享年)
(フリガナ)
性別
 

有馬正純(34歳)

(アリマ/マサズミ)

 

出典 大阪朝日 明治18年05月08日 
判決日
裁判所
明治10~19年頃 大審院
明治10~19年頃 大阪重
執行日
(命令日)
刑 場
立会者名
明治18年5月7日 中之島(大阪) 小菅栄脩検事、杉本美綿書記、股野景孝副典獄
様子 「股野副典獄より本日死刑執行する旨を申渡され頓(やが)て法の如く白木綿を以て両眼を蔽ひたりしに正純は兼て覚悟せしと見え眼かくしに及び申さずといへど是も定法なりとて眼を蔽はせ器械に上らしめたる時暫時御待下されと乞ひ『再びと帰らぬ空へ旅立の涙に袖を絞りぬるかな』といへる辞世を口ずさみたる後是にてよろしと述べ八時四十分頃器械にかかりて死たりと」
失敗の状態
その他 被告の住所は「鹿児島県下薩摩国鹿児島郡鹿児島山の口町」
備考 重罪裁判所は「当裁判所」と記載。中之島で死刑執行なので大阪と推定。
出典 自由灯 明治18年05月12日 
判決日
裁判所
明治10~19年頃 大審院
明治10~19年頃 大阪重
執行日
(命令日)
刑 場
立会者名
明治18年5月7日 中ノ島(大阪) 重罪裁判所より小菅検事、小松書記、監獄署より服部副典獄等
様子 「自若として少しも平生に異なることなく徐かに北方を拝し了り偖刑に就んとする時例の如く眼を覆わんとするに正純は固く辞し尋で左の辞世を口吟みたるが薩摩なまりなれば十分に聞取がたかりしと ふたたびと帰らぬ路へ旅立ちぬ涙よ袖を濡らしもせで 夫より従容と死に就きたる」
失敗の状態
その他
備考
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